縄文の炎 雨空焦がし 藤沢野焼祭が開幕 一関
縄文時代の人々に思いをはせる「縄文の炎・藤沢野焼祭(のやきまつり)2023」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は12日、一関市藤沢町の藤沢運動広場「特設縄文村」で開幕した。断続的な強い雨に見舞われながらも9基の野焼き窯に火が入れられ、全国から集まった600点を超える作品を一晩焼成。最終日の13日は窯出しを経て作品審査が行われ、塩野半十郎大賞をはじめ各賞が決まる。
考古学研究者塩野半十郎の指導で、1976年に縄文時代の野焼きを再現しようと開かれたイベントをきっかけに始まり、今年で46回目。
火入れの儀では、千葉均実行委員長と大会長の佐藤善仁市長が会場中央に設けられた祭りの象徴「縄文の炎」に点火。降雨で遅れが生じたものの、昨年より2基多い9基の窯にも火が入り、炎が赤々と上がった。町内団体によるステージイベントは会場を屋内に移して繰り広げられた。
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