山車4台14、16日運行 集合イベント4年ぶり 大迫あんどんまつり【花巻】
200年以上の歴史を持つ花巻市大迫町のお盆の行事「大迫あんどんまつり」(大迫あんどん山車保存会主催)は、14、16の両日に同町内で開かれる。初日の14日は、4台のあんどん山車が仲町交差点に集まり音頭上げなどを繰り広げる集合イベントが4年ぶりに行われる。
江戸時代中期の天明の大飢饉(ききん)、同後期の天保の大飢饉で亡くなった人々を供養するために始まったと伝えられる先祖供養の行事。武者絵や歌舞伎の題材のほか、先祖供養の仏画などを描いたあんどん山車を、各地区の若者が中心となって町内を引き回す。
2023年のまつりは新型コロナウイルスによる制限のない形で開催する。感染拡大防止のため2カ年の中止を挟み、3年ぶりに開催した昨年は参加者や来場者の密集を避けるため、あんどん山車の自由運行のみを実施した。
今年の山車の運行時間は両日とも午後4~10時。初日は7時30分からの大迫神輿(みこし)連奥州早池峰會によるあんどん神輿の運行に続き、8時30分ごろからあんどん山車の集合イベントが繰り広げられる。
問い合わせは、市大迫総合支所地域振興課内の同保存会事務局=0198(41)3122=へ。