吉田さん「猿」最高賞 藤沢野焼祭 熱陶甲子園団体は大東V【一関】
「縄文の炎・藤沢野焼祭(のやきまつり)2023」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は最終日の13日、一関市藤沢町の藤沢スポーツプラザで作品審査が行われ、各賞が決定した。最高賞の塩野半十郎大賞には、法人職員吉田和彦さん(64)=同市山目字館=の「R5猿 オブジェ」が輝いた。
46回を数える今年の野焼祭には577点、高校生部門の「熱陶甲子園 in Fujisawa」には36点の出品申し込みがあった。同日は藤沢運動広場「特設縄文村」で窯出しが行われ、近くの同プラザに作品を搬入。茨城県陶芸美術館長の金子賢治審査委員長ら審査員10人が審査を行い、全47賞を選んだ。
吉田さんの作品はサルがモチーフで、長い手足が印象的。吉田さんは長年ウシを題材に絵画などを創作しているが、4足の生き物を違う視点で捉えサルに挑戦した。「軟らかい線で作り、体毛も表現したかった」といい、20回近く出品し続け初の最高賞に「目標にしてきたのでうれしい。昨夜は強い雨で不安だったが無事焼き上がり、スタッフの皆さんに感謝している」と語った。
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