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先祖供養の炎、川面染め 盛岡舟っこ流し

川面を赤く染めながら、炎を上げて勢いよく燃え上がる舟

 盛岡市の指定無形民俗文化財で伝統の送り盆行事「盛岡舟っこ流し」(同協賛会主催)は16日、北上川に架かる市内の明治橋上流右岸で行われた。訪れた人たちは川面を赤く染めて燃え上がる舟を眺め、先祖の霊を慰めた。

 今年は北上川両岸に位置する仙北町や南大通などの地区から10団体が参加。合同法要後、ちょうちんや造花、短冊など色とりどりの装飾が施され竜の形をした木製の舟10そうが川に流され、火が放たれた。

 舟は花火や爆竹を鳴らしながら炎を上げて勢いよく燃え上がり、川面を赤々と染めた。河川敷には多くの見物客が詰め掛け、無病息災などを祈りながら舟が燃え尽きるまで見守った。

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