強豪撃破へ闘志 花巻東、きょう3回戦 全国高校野球選手権大会
【甲子園取材班】第105回全国高校野球選手権記念大会に出場している花巻東は16日、兵庫県宝塚市の宝塚医療大グラウンドで練習を行った。チームは17日の3回戦第2試合で、2年ぶり21度目出場の智弁学園(奈良)とぶつかる。決戦を目前に控え、選手たちは真剣な表情でメニューをこなし、強豪撃破に向けて闘志を高めた。【6、9面に関連】
練習は正午ごろから約2時間行われ、前半のシートノックでは打球処理や中継プレーなどを細かく確認。ブルペンでは小松龍一、葛西陸(ともに2年)らが投げ込みを行った。
試合形式で行われた打撃練習では主戦の北條慎治(3年)がマウンドに立ち、レギュラー陣が逆方向へ鋭い当たりを放っていた。最後にフリー打撃で締めくくった。
強打の智弁学園に対して、花巻東の捕手小林然(3年)は「打線がかなり強力で、特に左打者に良い選手が多い。走者をためないようにし、大量失点だけは避けたい。低めに球を集めて、打ち取っていきたい」と対策を練る。佐々木麟太郎(3年)は「厳しい戦いになる。打者の意地を見せ、点を取られても取り返したい」と言い切った。
試合は午前10時35分開始予定。