奥州・金ケ崎

奇々怪々な世界醸す 伝建群で妖怪画展【金ケ崎】

「幽霊化け物妖怪画展」として旧坂本家侍住宅に展示されている有志らが描いた作品

 金ケ崎まちづくり研究会(高杉郁也会長)主催の幽霊化け物妖怪画展は、金ケ崎町西根の国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)の旧坂本家侍住宅と侍屋敷大松沢家で開かれている。17回目を数えた恒例イベント。有志が描いた一つ目小僧や白無垢(むく)姿の女ギツネが、古びた武家屋敷の雰囲気と相まって、怪しげな雰囲気を漂わせている。観覧無料。27日まで。

 伝建群に涼を呼ぶ風物詩として知られるイベントだが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため自粛を続け、4年ぶりに開催。26日午後6時から侍屋敷大松沢家で開く「妖怪会議」(同研究会主催)の前景気をあおろうと、背筋の凍るような奇々怪々とした絵を並べた。

 旧坂本家侍住宅には、高杉会長をはじめ有志らが民話などに基づき、自由な発想で描いた作品12点を展示した。月、火曜日定休。開場時間は午前9時から午後4時30分まで。

 一方、侍屋敷大松沢家には月岡芳年の浮世絵「和漢百物語」から15点と竹原春泉の浮世絵「絵本百物語」から5点を展示。月曜日定休。開場時間は午前10時から午後3時まで。

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