奥州・金ケ崎
特殊詐欺被害防止へ街頭啓発 前沢で奥州署管内関係者【奥州】
奥州署管内の防犯関係機関団体による特殊詐欺被害防止のための街頭広報活動は８日、奥州市前沢のイオン前沢店前で行われた。キャッシュカードの暗証番号を電話などで聞き出す詐欺やサポート詐欺、還付金詐欺に注意を求めるチラシにポケットティッシュを添え、買い物客らに手渡した。
奥州地区防犯協会連合会と前沢地区防犯協会、奥州地区少年警察ボランティア協会などから約２０人が参加。開始に先立ち同署生活安全課の鈴木隆穂課長代理が「管内の今年の特殊詐欺認知件数は１件で、被害額は１８０万円。被害を未然に防ぐために協力を」とあいさつした。
前沢地区防犯協会の鈴木例会長も店頭に立ち「詐欺を防ぐためには地道に啓発活動を続けることが肝心だ」と話し、買い物客らに一声掛けてチラシを手渡した。
同署管内では、サポート詐欺の相談が増加傾向にあり、インターネットを閲覧中にウイルスに感染したかのような偽の警告を表示する手口などに十分な注意を求めている。
