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字に見る学者の人柄 盛岡てがみ館企画展

本県ゆかりの学者7人の手紙などを紹介している盛岡てがみ館の企画展

 本県ゆかりの学者の手紙などを紹介する企画展「学者たちの手紙」は、盛岡市中ノ橋通の盛岡てがみ館で開かれている。個性的な字でつづられた手紙を通じ、学者たちの親しみやすい人柄などを伝えている。10月9日まで。

 今展は、NHKの連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった高知県出身の植物学者・牧野富太郎(1862~1957年)の手紙が同館に収蔵されていたことを機に企画された。牧野を含め7人の学者の手紙や写真など55点を展示している。

 このうち牧野を紹介するコーナーでは、盛岡高等農林学校(現岩手大農学部)の植物学教授に宛てた手紙が並ぶ。内容は、国の天然記念物「石割桜」の花をはじめとする標本製作を依頼したもの。牧野が描いたヒメキリンソウなど植物のスケッチ画もある。

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