奥州・金ケ崎

疫病退散 舞に込め 8団体が共演 胆江神楽大会【奥州】

疫病退散を願って御神楽を舞う水沢南小神楽クラブの児童たち

 第48回胆江神楽大会(胆江地方神楽振興協議会主催、岩手日日新聞社など後援)は19日、奥州市水沢の日高神社で開かれた。市内外8団体が世の中の安寧を祈って受け継がれた舞を堂々と披露した。

 神楽の振興のために1976年から始まった大会で、48年途切れることなく開催されている。コロナ禍後は一日も早い収束を祈って「万民豊楽祈願神楽」との副題を掲げており、今年は疫病退散をうたった。

 暑さや降雨を考慮して、通常の同神社神楽殿から社務所に舞台を設けて行われた。大森神楽の寄席太鼓に続く開会行事で、同協議会の及川章会長は「48回の大会を迎えることは大変うれしい。コロナ禍で世の中は自粛ムードに包まれたが、大会を続けることができた。県南地方でも少子化、高齢化で悩みのない団体はない。舞台に立つ担い手を応援してほしい」とあいさつした。

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