一関・平泉

黄金メロン甘み増し 平泉で収穫本格化 きょう処暑

厳しい残暑の中、平泉町内の栽培農家で収穫が本格化した黄金メロン

 23日は二十四節気の「処暑」。暦の上では暑さが和らぎ、次第に秋の気配が感じられるころとされる。

 22日の県南地方は、高気圧に覆われた影響で朝から気温が上昇。最高気温は奥州市江刺34・6度、一関34・2度、花巻33・5度(いずれも盛岡地方気象台調べ)まで上がり、花巻では30度以上の真夏日が32日連続となるなど、記録的な暑さが続いている。

 厳しい残暑の中、平泉町では特産の黄金メロンの収穫が本格化。黄金メロンは1株1果取りの徹底した管理による高い糖度と芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴で、栽培農家で組織する黄金メロン研究会(高橋正洋会長)では糖度が14度に達しなければ“黄金”の名を冠さない厳しい基準を設けている。

 道の駅平泉で26、27の両日開く即売会を前に行った糖度検査では、暑さの影響で甘みが増したこともあり会員5人が規定の糖度をクリア。内藤まき子さん(70)=平泉字瀬原=は「栽培を始めて6年目の今年は、甘さもあり一番の出来」と語り、収穫作業に追われていた。

 同気象台によると、23日の県内は高気圧に覆われて晴れや曇りとなるが、暖かく湿った空気の影響で雨の降る所がある見込み。

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