ヒルズで花相撲 27日・六本木盆踊り 演技や甚句練習 一関・千厩町愛宕保存会
一関市の千厩町愛宕花相撲保存会は、25~27日に東京都で開かれる「六本木ヒルズ盆踊り2023」の最終日に出演する。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたが4年ぶりに復活するイベントで、日本の芸能を紹介するコーナーに招待された。会員は伝統の演技と岩手、一関を大舞台で発信しようと練習を重ねている。
同花相撲は同町で大正時代に始まった民俗芸能で、呼び出しから太刀持ち弓取り、甚句などをすべて女性が行う女相撲。戦後の1953年に一時途絶えたが80年に復活し、現在は主に「みちのく千厩赤ちゃん相撲大会」で披露している。保存会員は同町とその出身者ら約70人で、年代は40~80代となっている。
同盆踊りは六本木ヒルズ自治会などが複合施設六本木ヒルズと近隣で開き、今年で18回目。同施設アリーナにやぐらを設け、二重三重の人垣でにぎわう。同保存会はオファーを受け、7月下旬に快諾。未出演で祝儀の性格が濃い、日本らしい芸能などを基準に選ばれたという。当日は午後4時30分、6時30分の2回出演。餅まきも交え、25人で入場から甚句まで一通りを披露する。
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