地域説明会スタート 長期ビジョン策定向け 花巻市次期総合計画
花巻市は22日、第2次市まちづくり総合計画の長期ビジョン素案に関する地域説明会を開始した。素案のたたき台では将来都市像の実現に向けた最重要テーマを「人口減少対策」と位置付け、重点施策推進プロジェクトとして「(仮称)子ども・子育て応援プロジェクト」、「(仮称)花巻で暮らそうプロジェクト」を新たに章立てした。市は27日まで4会場での地域説明会を開くほか、各種団体への説明会で意見を求めており、広く市民の参加を呼び掛けている。
次期総合計画は、期間を2024年度から8年間とし、長期ビジョンとアクションプランの2層構造の計画体系。長期ビジョンは近年の社会情勢の大きな変化、市の地域特性や市民ニーズを踏まえ、持続可能な開発目標(SDGs)との関連性の視点を取り入れ、長期的視点に立った市政運営の指針となる。
長期ビジョン素案のたたき台では、8年後の「目指すまちの姿」を、六つのまちづくり分野(しごと、暮らし、健康・いのち、子育て・人づくり、地域づくり、行政経営)ごとに取り組みの方向性、分野を構成する政策20項目、主要施策68項目を記載している。
その上で六つのまちづくり分野を超えて横断的に推進する重点施策推進プロジェクトとして、子ども・子育て応援プロジェクト、花巻で暮らそうプロジェクトの二つを設定し、人口減少対策を強力に推進していく。
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