天文学の今 つぶさに 見学ツアーや観測体験 いわて銀河フェスタ・奥州
いわて銀河フェスタ2023は26日、奥州市水沢星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所と奥州宇宙遊学館で開かれた。スーパーコンピューター「アテルイ2」の見学ツアーや直径20メートル電波望遠鏡による天体観測体験、同観測所の本間希樹所長による地球外知的生命体に関する講演など、多彩な催しを通じて市内外からの来場者が天文学の最先端に触れた。
「宇宙と生命―もう一つの地球を探せ」をテーマに、同観測所と市、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター・奥州宇宙遊学館でつくる実行委が主催した。
4年ぶりの通常開催で、同観測所の施設公開と研究紹介、遊学館の無料公開、国際リニアコライダー(ILC)関連の展示、ブラックホールをモチーフにした菓子の販売ほか、屋外では銀河クラフトワークショップ、サイエンス体験コーナー、屋台やキッチンカーによる飲食の販売出店などが繰り広げられ、大勢の来場者が足を運んだ。
このうちアテルイ2の見学ツアーは、18年度に更新された天文学界専用として世界最高水準のスパコンを間近で見られる人気の催しで、親子連れらが約20分の見学を楽しんだ。
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