一関・平泉

錦木関の活躍たたえ 滝沢市民セ生涯学習支援員 蜂谷緑さん 相撲甚句を作詞 あす祝賀会(盛岡)で披露【一関】

錦木関の活躍を祝って蜂谷さん(左)が作詞した相撲甚句を歌い上げる一関相撲甚句会のメンバー
蜂谷さんが作詞した相撲甚句

 一関市の滝沢市民センター生涯学習支援員の蜂谷緑さん(66)は、大相撲名古屋場所(7月9~23日)で横綱照ノ富士を破る金星を挙げるなど活躍を見せた錦木関(盛岡市出身)の殊勲賞受賞と新三役小結昇進を祝う相撲甚句を作詞した。2006年の初土俵から同場所までの歩みを紹介する内容で、30日に盛岡市で開かれる錦木関の祝賀会で関係者によって披露される。

 大相撲名古屋場所で錦木関は横綱のほか、豊昇龍、大栄翔、若元春の3関脇を立て続けに破り、一時は優勝争いに絡む活躍を見せた。28日に発表された大相撲秋場所の新番付では新小結に昇進。郷土力士として23年ぶりとなる三役昇進を果たした。

 大相撲愛好家である蜂谷さんは、長年全国各地の相撲甚句会から依頼を受けて郷土力士の活躍を祝う相撲甚句の作詞に携わっており、これまでに約200曲を制作した経緯がある。

 今回は岩手相撲甚句会から8月上旬に依頼を受けて作詞に取り組んだ。

 甚句では2006年の初土俵から幕内上位に定着した歩みを紹介した上で、今回の活躍に対し「横綱倒す金星と五月場所から連勝が上位を倒した十四勝」などとたたえ、殊勲賞受賞と新小結昇進の快挙についても「郷土に久しい名力士」と類いまれなる実力を称賛した。

 26日には一関市内の相撲甚句愛好者らで組織する一関相撲甚句会(伊藤明会長)の定期活動が同センターで行われ、蜂谷さんが歌詞を披露。集まった会員15人ほどが力強く歌い上げた。

 蜂谷さんは「県内では野球の大谷翔平選手や佐々木朗希選手、スノーボードの岩渕麗楽選手らが注目を集めているが、今回の活躍で多くの方に錦木関について知ってもらえたと思う。実力は実証済みなので、今後も関脇に昇進できるように頑張ってほしい」と願いを込めた。

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