ピアノ演奏で一休み 県の駐輪場に登録 衣川・南股地区センター【奥州】
奥州市衣川の南股地区センター(塚本康雄センター長)は、県の「いわてサイクルステーション」に登録された。うたい文句は「“ストリートピアノ”で休憩とともに自由に演奏を♪」で、休憩スペースに置かれた歴史あるピアノを自由に弾くことができる。同センターは9月10日に同市などで開かれる「栗駒焼石ほっとライド」(実行委主催)のエイドポイントにも決まっていることから、自転車に乗って遠出をするツーリング客らへの周知に力を入れ、利用拡大を図りながら地域の魅力を発信していく。
同センターは南股地区振興会が指定管理者。閉校した旧南股小学校の校舎を利活用している同センターの特徴を生かし、ツーリング客のための休憩スペースに同校が現在地へ移転する前に使用されていたアップライトピアノを置いた。このピアノは1950年代にヤマハが製造。長く眠っていたが、調律師の善意で修理、塗装されて2020年に復活した。
また、同センターでは登録のために、自立しないスポーツタイプの自転車のサドルを引っ掛けて駐輪できる「サイクルラック」を手作りして正面玄関付近に設置。スポーツタイプの自転車に対応する空気入れポンプ、修理用工具を常備し、希望に応じて随時貸し出す。
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