奥州・金ケ崎

全日本きもの着付選手権 藤沢さん(振り袖)齋藤さん(留め袖)V 胆江 2人快挙【奥州】

全日本きもの着付選手権大会で優勝した藤沢さん(左)と齋藤さん(左から3人目)

 第51回全日本きもの着付選手権大会(NPO法人日本礼美協会・日本和装学園主催)の振り袖、留め袖の両部門で、胆江地方の女性の2人が優勝する快挙を遂げた。振り袖の部では奥州市水沢の大学生藤沢光希さん(21)が初出場で初優勝、留め袖の部では金ケ崎町西根在住で同市立江刺図書館読書指導員の齋藤ひとみさん(42)が3児の子育てに伴うブランクを経て長年の夢だった優勝を果たした。

 大会は7月23日に大阪府吹田市の新大阪江坂東急REIホテルで開かれた。地区予選を通過した193人が出場し、振り袖と留め袖、目隠し着付けで競い合い、着付けの出来栄えはもちろん、所作やヘアメークなども含めて審査が行われた。

 振り袖の部で優勝した藤沢さんは、東奥羽予選を1位で通過した姉と共に出場。「姉はライバル。予選では悔しい思いをした。負けず嫌いな性格なので、頑張った。優勝できるとは想像もしていなかったが、成人式のために買ってもらった振り袖を着て優勝できたので、親孝行できた」と、うれしそうに振り返った。

 留め袖の部で優勝した齋藤さんは、同選手権大会振り袖の部で優勝した経験があり、結婚後は留め袖の部優勝を目標に、子育てに追われて中断を余儀なくされながらも稽古に励んできた。「教室の先生や家族の支援があり、ようやく優勝することができて幸せ。これからは折に触れて家族や友人らを着付けて、着物の良さを伝えていきたい」と喜んだ。

 2人は、金ケ崎町西根の日本和装学園金ケ崎本校で着付けを学んでいる。

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