「新三役で勝ち越しを」 秋場所へ意気込み 小結 錦木関
本県出身力士として23年ぶりに小結昇進を果たした盛岡市出身の錦木関(33)=本名熊谷徹也、伊勢ノ海部屋=は30日、同市内のホテルで記者会見し、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)に向けて「新三役での勝ち越しを目標に頑張りたい」と意気込みを語った。
7月の名古屋場所では横綱照ノ富士関を破る金星を挙げるなど10勝5敗の好成績。「全体としては(初の)殊勲賞も取れたし良かった」と振り返った。
28日に発表された秋場所新番付では東小結に。初土俵から103場所での新三役は史上3番目に遅い記録だが、「あまり気にせずにやっていきたい」と話した。
将来の目標については「上にはまだ関脇、大関、横綱の位がある。何年かかるか分からないが、引退しない限りは上を目指したい」ときっぱり。「自分が勝っていくところを見てもらい、スポーツや勉強でも諦めずに頑張ってほしい」と周囲への気配りも忘れなかった。