奥州・金ケ崎

「大地の詩」8年ぶり復活 二胡奏者ジャーさん迎え 来月16日コンサート 町国際交流協創立30周年記念【金ケ崎】

二胡奏者ジャー・パンファンさんを金ケ崎町に迎え、8年ぶりに復活する「大地の詩コンサート」をPRする関係者

 国際的に活躍する二胡奏者ジャー・パンファンさんを金ケ崎町に迎え、2015年まで20年にわたって続いた「大地の詩(うた)コンサート」が、8年ぶりに復活する。町国際交流協会創立30周年記念事業として、9月16日に町中央生涯教育センター大ホールで開催。ジャーさんが古箏、ピアノ、二胡の奏者3人と共演し、町民らとの再会の喜びを奏でる。

 ジャーさんは、母国の中国で屈指の楽団とされる「中国中央民族楽団」のソリストを経て、1988年に来日。作曲家服部克久さんに見いだされ、国内外で活躍を続けている。同町では、96年から2015年まで年1回、同協会が主催した「大地の詩コンサート」にさまざまなミュージシャンらを引き連れて出演。町民らと親交を深めた。

 今回は「ジャー・パンファンと仲間たち『大地の詩コンサート』再会の喜びを奏でて」と銘打ち、古箏奏者ジャン・シャオチンさん、ピアニスト西本梨江さん、二胡奏者ヤン・チンユーさんが共演する。演奏曲目は、ジャーさんのオリジナルで代表曲の一つ「睡蓮(すいれん)」のほか、「リベルタンゴ」「瑠璃色の地球」などを予定している。

 主催する同協会の細目明子副会長は「当初から舞台裏に携わったので思い出がよみがえる。手作りのコンサートという感じで、ジャーさんも私たちと同じように楽しんでくれていたと思う。今となっては田舎の小さなホールでジャーさんの演奏を聴けるのは貴重な機会となる」と話し、来場を呼び掛けている。

 当日は午後3時30分開場、4時開演。一般前売りチケット(全席自由)は3000円(当日500円増し)。中学生以下は1000円。同センター内の同協会事務局で、月・金曜日午後2時から5時までと火・木曜日午後2時から7時まで販売しているほか、一般前売りチケットは掲載のQRコードからオンライン予約できる。

 問い合わせは同協会=0197(44)2099=で販売時間帯のみ応じる。

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