新園舎の工事着工 市内最大規模に 幼保連携型認定こども園 花巻・石鳥谷
花巻市の社会福祉法人石鳥谷町保育協会(山本純雄理事長)が石鳥谷小学校区で運営する保育園は、2024年度に統合して幼保連携型認定こども園「(仮称)いしどりやこども園」に移行し、JR石鳥谷駅東口周辺に新築移転する。利用定員は市内最大規模になる見通し。現地で新園舎新築工事の地鎮祭が営まれ、関係者が工事の安全と工期内の完成を祈った。
同法人は同学区で石鳥谷保育園と石鳥谷善隣館保育園を運営。0~5歳児の保育を担ってきたが、園舎の老朽化に加え、少子化による定員割れが続き、保育士の確保が厳しくなる中、地域に必要な保育を確保するため統合、認定こども園に移行し、1号認定(教育)の園児も受け入れる。利用定員は1号認定15人を含む165人。
新園舎は木造一部鉄骨造り平屋建て、延べ床面積1194平方メートルで、無償貸与を受ける市有地3481平方メートルに整備。同市石鳥谷町好地の駅東口に近く通勤時の送り迎えが便利な立地で、町外の幼稚園を利用せざるを得ない地域の実情や保護者のニーズに応える。
外構工事を含めた工期は24年3月中旬。総事業費は約5億5000万円を見込む。
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