岩手の郷土芸能堂々と 北上翔南高鬼剣舞部 東京公演成功を報告
北上市の県立北上翔南高校鬼剣舞部は8月28日、市役所に八重樫浩文北上市長と平野憲教育長を表敬訪問。全国高校総合文化祭郷土芸能部門(8月1日、鹿児島県奄美市)で優秀賞・文化庁長官賞を受賞し、全国高文祭優秀校東京公演(8月26日、東京都・国立劇場)に出演したことを報告した。
同部は部員32人で全国高総文祭と東京公演に出演。基本の「一番庭」から16人が乱舞する「八人加護」までの組踊りで完成度の高い演舞を見せ全国高総文祭で2位相当となり、2019年以来6年ぶりの東京公演も成功させた。
千葉勝幸校長、顧問の髙橋香教諭、男子主将の伊藤晃大さん(3年)と女子主将の髙橋姫織さん(同)が市役所を訪問。アクロバティックなカニムクリを演じた伊藤さんは、東京公演について「全国高総文祭と違った緊張感があったが、岩手の郷土芸能をしっかり披露したかった。大きな拍手を頂き、思いは伝わった。本当に貴重な体験ができた」と充実した表情。髙橋さんは「期待されている雰囲気で『絶対に成功させなければ』というプレッシャーはあったが、楽しんで踊れた。国立劇場の舞台に立てて、夢を見ている感じだった」と振り返った。
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