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路線バス運賃変更認可 来月、初乗り２０円値上げ 岩手県交通
県交通（盛岡市）は３１日、乗り合いバス（路線バス）の上限運賃変更申請について、同日付で国土交通省東北運輸局の認可を得たと発表した。１０月１日に運賃を改定し、初乗り運賃は片道２０円の値上げとなる。変更認可は消費税引き上げ時を除き、１９９５年３月以来約２８年ぶり。
同社はコロナ禍や物価高騰による運送収入の減少、基本給を底上げするベースアップなどを背景に、厳しい経営状況が続いているとして、７月に上限運賃変更の認可申請を実施。同日付で認められた。
これにより、主要区間の運賃（片道運賃・１乗車運賃）は、初乗りで一律２０円値上げされる。花巻空港線（盛岡駅―いわて花巻空港）は、現行の１４３０円から７０円増の１５００円。盛岡中心市街地循環バス「でんでんむし」については、現行の１２０円から１０円増の１３０円となる。高速バス、大迫花巻線、平泉町巡回バス「るんるん」は改定の対象外。
１０月以降に販売する定期券は改定後の金額で販売されるが、９月３０日までに購入した場合は１０月１日以降も有効期限まで利用可能。新しい運賃額は、来月１日以降の日付を指定して検索することで同社ホームぺージから閲覧できる。
