一関・平泉

水車と一体演奏響く とびがもり音楽祭 節目に有終の美 一関・千厩

最後のとびがもり水車音楽祭で水車を動力にした演奏装置とセッションする出演者

 第10回とびがもり水車音楽祭(実行委主催)は3日、一関市千厩町奥玉の飛ケ森キャンプ場で開かれた。水車で動かす演奏装置が主役の音楽イベントで、担い手の減少などを受け10回の節目を最後とした。中心となってきた音楽水車プロジェクトや地元のアーティストらが集まり、自然と一体になった演奏を響かせた。

 水車と出演者が一つになって音楽をつくろうと、全国的に活躍するサックス奏者の岡淳さんが立ち上げた同プロジェクトを核に実行委を組織し、2014年に始まった。当初は30人近くいた地元の担い手が半減して負担が拡大したため、開催を一区切りとした。

 会場で岡さんは「自然との共演や、音楽とアート、地域力がテーマの音楽祭だった。分野や職業などが違う関わった人たち全員が未知のものを作る中での発見や喜び、学びが財産になった」とあいさつ。演奏装置を活用しての出演・出展依頼は継続的に寄せられており、「プロジェクトの工房は奥玉に置き、メンバーもそのまま活動自体は続ける」と付け加えた。

 会場の演奏装置は、プロジェクト参加者や住民の技術協力でバージョンアップを重ねてきた。現地・室根山の伏流水で水車を動かし、その動力を用いてオルゴールと同様の仕組みで打楽器を演奏する。

 オープニングでは装置が刻むリズムに岡さんらがサックスなどの音色を合わせた。吉野崇さんと古川大さんによる音楽ユニット「takaTAKAα」、ウクレレシンガー・ツジヤマガクさんも出演。自然の中で繰り広げられる演奏に聴衆から大きな拍手が送られた。

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