花巻
味わい深い風景画 会員３７点展示 美団協【花巻】
花巻美術団体連絡協議会（五十嵐仁会長、会員５１人）主催の第８回「花巻の風景画展」が３日、花巻市上町の賢治の広場で始まった。市内の味わい深い風景を捉えた３７点が並び、訪れた人の関心を誘っている。２４日まで。
市内在住・在勤の美術愛好者で組織する同協議会が、花巻まつりに合わせて企画。自然や街、暮らしなど身近な場所や思い出深い場所、祭り、イベントなど花巻を描いた作品を募集し展示している。今回は会員をはじめ一般応募を含む計２９人が出展。水彩画と油彩画を中心に、アクリル画や貼り絵などで表現した作品が並ぶ。
秋口に鮮やかに色づいた創立１５０周年を迎える花巻小学校の「プラタナスの大樹」、市役所前から市街地へ降りる古道「ひゃっこ坂」、街路灯に照らされた花巻中央広場を描いた「夕方の広場前」、緑に包まれた石鳥居を表現した「６月の鳥谷崎神社」など、ふと目にとまった味わい深い花巻の風景が楽しめる。
五十嵐会長（７３）は「まつりをきっかけに賢治の広場に足を運び、作品を通して何気ない花巻の風景を再認識するきっかけになればうれしい」と話す。
入場無料。開場時間は午前９時３０分～午後５時（最終日は４時）。ただし１３、２０日は休館日。問い合わせは同協議会の五十嵐会長＝０１９８（２３）３２１５＝へ。
