一関・平泉

親しみやすく餅食発信 一関市公募 増尾さん、大出さん最優秀 知名度向上へ活用 PRキャラ、ロゴマーク

PRキャラクター「一関もち食べられ隊『もっちーず』」

 一関地方に古くから伝わる餅食文化を全国に発信するため、一関市が公募した餅食のPRキャラクター、ロゴマークのデザインが決まった。PRキャラクターは増尾啓充さん(滋賀県高島市)の「一関もち食べられ隊『もっちーず』」、ロゴマークは大出光一さん(仙台市)の作品が最優秀賞に選ばれた。今後はパンフレットやポスターなどに掲載される予定で、餅食を広くアピールするために活用される。

 市内では、これまでも秋に開催されていた「全国ご当地もちサミット」のキャラクターなどはあったが、市として餅に特化したキャラクターはなかったのが現状。そのため、市内外の幅広い世代に対して一関地方の餅食文化の魅力を伝え、市の知名度や好感度を向上させるためにPRキャラクター、ロゴマークを6月1日~7月20日に募集したところ、キャラクターは54点、ロゴマークは30点の応募があった。

 市の餅食推進のイメージを伝えやすく表現しているか、幅広い年代から受け入れられ親しみのわくデザインであるか、各種PRグッズなどの制作がしやすいデザインか、などを選考基準に、一関もち食推進会議の役員による採点、選考会を経て、それぞれ最優秀賞が決まった。

 キャラクター部門最優秀賞の増尾さんの作品は「おわんをデカパン(大きいパンツ)に見立ててキャラクターに盛り込みキャラクターに統一感と愛着がわくように意識した」としており「バリエーションが増やせそう」「グッズにしやすい」などと高く評価された。

 ロゴマーク最優秀賞の大出さんの作品は、餅をきねと臼で表現し、同時に「一関」の「一」を伸び切った餅で表しており、審査では「臼、きね、餅が一体となって伝わりやすい」などという声が上がった。

 各作品は、市の餅食をPRする取り組みで使用する原画となり、パンフレットやポスターなどに掲載されるほか、市観光ホームページ「いち旅」などで、餅食に関連したさまざまな情報発信に活用される。

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