ひだまり北上☆きらり たちばなこども園 市景観賞に2施設
北上市は、2022年度に募集した第10回景観賞に重症心身障がい児・者施設「ひだまり北上☆きらり」(大曲町)と社会福祉法人もくれい会たちばなこども園(立花)を選んだ。
景観賞は、市の良好な景観づくりに寄与する完成後おおむね5年以内の建築物、工作物等を対象に13年度創設。昨年度は5件(前年度比3件増)の応募があり、市景観審議会(会長・北原啓司弘前大特任教授)が▽北上の自然や歴史的風土に合った街並みや景観を形成▽地域の特性を生かし魅力ある街並み、景観を創出―などを基準に審査した。
ひだまり北上☆きらりは3月に完成。石川設計アソシエート(奥州市)が設計し、千田工業(北上市)が施工した。審査では「建物の落ち着いた優しい色調、スロープが穏やかな印象を与えている。建物の南側にはさまざまな種類の樹木が手入れされ、見る人を楽しませる良好な景観」と評された。
たちばなこども園も3月に完成。村上設計研究所(一関市)が設計し、千田工業が施工した。「平屋建ての落ち着いた色彩の建物は田園風景に溶け込み、見る人に安心感を与えてくれる。こども園らしい彩りのあるサインやウッドデッキ等は、周囲に明るい印象をもたらしている」と講評された。
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