プロレスで地元盛り上げ YAMATO、佐々木選手 声援力に熱戦【一関】
一関市地主町出身のプロレスラーYAMATO選手(42)=本名・小野寺正人=が所属する団体「ドラゴンゲート」の一関大会(岩手日日新聞社など後援)は10日、同市狐禅寺の市総合体育館で開かれた。「プロレスリングFREEDOMS」の代表を務める同市厳美町出身のプロレスラー佐々木貴選手(48)が特別参戦。同郷の2人が地元では初めて同じリングに上がり、大声援の中で熱いファイトを繰り広げた。
今大会はYAMATO選手にとって通算10度目の凱旋(がいせん)大会となり、誕生日にも当たった。6試合に26選手が出場。YAMATO、佐々木両選手はメインイベントの第6試合に登場し、台頭著しい若手の菊田円選手(23)とトリオを組んで6人タッグマッチを行った。
満員の観客からは「YAMATO」「貴」コールが湧き起こり、両選手は連係プレーを交えて大奮闘。佐々木選手は豪快な投げ技などを繰り出し、最後はYAMATO選手が相手を逆さまに抱え上げてマットにたたき付ける必殺技を決め、勝ち名乗りを上げた。
試合後にマイクを握ったYAMATO選手は「貴さんとは『プロレスで一関を盛り上げたい』と10年ほど前から話していた。念願がかなった」と感慨深げ。佐々木選手は「われわれが頑張ることで一関の名を広め、感動を届けたい。また機会があったらYAMATOと一緒に帰ってきたい」と思い入れを語った。
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