奥州・金ケ崎

一丸で悲願の一勝を 全日本大会健闘誓う 水沢信金野球部【奥州】

倉成市長(左)を表敬し、全日本大会へ意欲を見せる(左2人目から)千葉監督、佐々木主将、佐々木部長

 天皇賜杯第78回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント(全日本軟式野球連盟主催)に2大会ぶり5度目の出場を決めた奥州市水沢の水沢信用金庫野球部の佐々木健一部長(62)ら3人は12日、市役所に倉成淳市長を表敬し、「チーム一丸となって戦い、悲願の一勝を挙げたい」と健闘を誓った。

 表敬したのは佐々木部長と千葉正彦監督(41)、佐々木俊祐主将(27)。チームは6月24、25の両日と7月1日に二戸市などで開かれた県予選(県野球協会主催)に出場し、決勝で北上信用金庫を6―2で下して県代表となった。

 千葉監督は「私たちの野球はセオリー通りの戦い方。ただ一つ違うのは機動力。塁に出たら走るというのを目標にやっている。今季は(佐々木主将はじめ)投手陣がかなり良く、相手打線を抑えるのが特徴。そこで打線がつながり、予選をどんどん勝ち抜いた」と振り返った。

 全日本大会は、元プロ野球選手や甲子園出場経験のある選手が所属する企業チームが多く出場し、高いレベルで社会人軟式野球の日本一を争うことで知られる。水沢信金は過去4度とも初戦敗退。

 佐々木主将は「選手は11人。おそらく全国のチームの中で一番少ないかもしれないが、その分、チームワークの力は高い。個々の能力を発揮し、チーム一丸となって悲願の一勝を挙げたい」と闘志を見せた。

 チームは15日に高松市で開幕する同トーナメントへ出場。16日に兵庫県代表との初戦に臨む。

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