警察犬、訓練成果を披露 東日本チャリティー競技会・奥州
東日本チャリティー警察犬訓練競技会(日本警察犬協会県支部主催、岩手日日新聞社など後援)は10日、奥州市江刺岩谷堂のえさしクリーンパークグラウンドなどで開かれた。指導手や飼い主ら愛犬家が集まり、日ごろの訓練成果を披露し合いながら交流を深めた。
警察犬種や同犬種外、プロやアマチュアの区別なく出場できる大会として毎年開かれ、今回で49回目。東北6県と茨城県から61頭がエントリーした。
競技は、人の足跡をたどる「追及」や見本と同じ臭いを嗅ぎ分ける「選別」、命令にどれほど正確に動くかを競う「服従」など10種目で行われた。
シェパードやラブラドルレトリバーなどが大半を占める中、ジャックラッセルテリアなどの小型犬も登場。厳しい残暑の中、指導手の指示にしっかりと従う姿、そっぽを向いたりする姿もあり、観衆を沸かせた。ゴールデンレトリバー(雌9歳)と選別に挑んだ同協会秋田県支部の女性は「暑さもあって嗅ぎ分ける集中力がいま一つだった。来年以降も出場したい」と話していた。