富士大、東北勢初V インカレ出場権も獲得 全日本サッカーT【花巻】
岩手、宮城両県で開催された第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(1~10日)で、花巻市の富士大が東北勢初となる優勝を果たした。今回の優勝で、チームは12月上旬開幕の第72回全日本大学選手権(インカレ)の出場権も獲得。全国の強豪との接戦を切り抜けて、東北のサッカー史に名を刻んだ選手たちが喜びを爆発させるとともに、支えてくれた部員や関係者へ感謝の気持ちを示した。
同トーナメントには24チームが出場。富士大は1、2回戦を1点差、3回戦と準決勝ではPK戦を制し、決勝に進出。10日に宮城県のユアテックスタジアム仙台で行われた決勝では、関西学院(関西地区第1代表)と激突。後半に白和勇心(4年)、寺崎朋範(3年)両選手がゴールネットを揺らして流れをつかみ、関西学院大の反撃を振り切って2―1で勝利し、栄冠を手にした。
同大で13日に報告会が開かれ、学生と関係者ら約250人を前に大会の結果を報告。岡田秀二学長は「日本一本当におめでとう。皆さんの輝きは大学にも、地域全体にも大きな力を与えた。泣くぐらいうれしい」とたたえた。同大学友会から高鷹雅也監督、藪中海皇主将(4年)に花束が贈られた。
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