一関・平泉

平安衣装 ご満悦 平泉魅力発信へ 初の体験イベント 世界遺産ガイダンスセンター きょうまで

「TAIKENin柳之御所」で平安時代装束の着付けを体験する家族

 平泉町を訪れる人に世界遺産平泉の魅力をPRし、インターネット交流サイト(SNS)で発信してもらう初のイベント「TAIKENin柳之御所」(世界遺産連携推進実行委主催)は23日、同町の県立平泉世界遺産ガイダンスセンターで始まり、来館者が平安時代装束の着付け体験などを楽しんでいる。24日まで。

 会場では、えさし藤原の郷(奥州市)による着付けと蛤(はまぐり)絵付け、京屋染物店(一関市)による藍染めの各体験コーナーが設けられたほか、世界遺産平泉の関連資産2カ所を約1時間で巡るバスツアーが行われた。

 名古屋市から家族で観光に訪れ、着付け体験で平安時代装束の十二単(ひとえ)をまとった水崎千尋さん(37)は「人を背負ったかのように重い」と笑顔を見せながら「中尊寺を見に来た。祖父母の影響で幼い頃から寺や神社を回っていたので、そういう所に行くとほっとする」と話し、父久雄さん(68)、母嘉子さん(65)とそろって記念撮影していた。

 県南広域振興局産業振興室の永山光悦主幹兼観光商業・食産業課長は「世界遺産平泉の魅力を体感できる機会。ぜひお越しいただきたい」と呼び掛けている。

 24日は藍染めに代わって彫金工芸菊広(奥州市)によるアクセサリー作り(午前10時30分から、先着35人)が行われる。

 「♯平泉」を付けてSNSに発信した来館者には、世界遺産平泉PRキャラクター「ケロ平(ひら)」のエコバックが贈られる。

 開館時間は午前10時~午後4時で入館、体験無料。

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