一関・平泉

チェーンソー作業熱心に 市民が体験学習 里山林活用事業【一関】

チェーンソーで間伐材の玉切りに挑戦する参加者

 一関市のいちのせき里山林活用事業・体験学習会は23日、同市千厩町の飛ケ森キャンプ場で開かれた。市民10人が参加し、丸太ベンチの表面仕上げやチェーンソーによる玉切り、まき割りといった作業を楽しみながら体験した。

 学習会は、市民が森に触れ合う機会を通じて森林の果たす公益的役割や森林整備の必要性に理解を深め、森林資源の有効活用による循環型社会の形成を図るのが目的。2023年度県民参加の森林づくり促進事業として「いわての森林づくり県民税」を活用して開かれた。

 スギの間伐材を使った丸太ベンチの仕上げ作業とまき割り体験は、森林資源を活用する一関市民の会の千葉康生会長らメンバーが手ほどき。丸太ベンチの仕上げ作業では表面をサンドペーパーで滑らかにした後、防腐のための柿渋をはけでまんべんなく塗り込んだ。

 まき割り体験では、チェーンソーによる玉切り体験、玉切りした木をおので割る作業に挑戦。参加者は、操作上の注意点を聞きながらチェーンソーで間伐材を切ったり、玉切りした間伐材をおので適当な太さに割ったりしながら作業のこつを習得した。同市千厩町の女性(64)は「チェーンソーの使い方を勉強したいと思って参加した。力の加減が難しかった」と話していた。

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