「朴一葉賢治の詩碑に触れて落つ」 後藤さん(市内)最高賞 星めぐり俳句大会【花巻】
宮沢賢治没後90年星めぐり全国俳句大会(実行委主催)は24日、花巻市大通りのなはんプラザで開かれた。県内外から当日句、応募句合わせて812句が寄せられ、選考の結果、当日句最高賞の大会賞に花巻市大迫町の後藤冴子さん(89)の「朴一葉賢治の詩碑に触れて落つ」が選ばれた。
1993年から開催していた宮沢賢治生誕祭全国俳句大会は2022年の第30回大会で終了したが、今年は没後90年に当たることから、改めて賢治をしのぶべく「星めぐり全国俳句大会」として開催した。
応募句には全国から692句が寄せられ、染谷秀雄さん、上田日差子さん、小野寿子さん、名久井清流さん、白濱一羊さん、高橋秋郊さん、照井翠さん、大畑善昭さんの8人が選者を務め、それぞれ特選3句、秀逸5句、入選15句を選んだ。
当日句は120句が寄せられ、染谷さん、名久井さん、白濱さん、照井さん、大畑さんの5人が選者を務め、それぞれ秀逸5句、入選15句を選んだほか、各賞を決めた。
大会賞に輝いた後藤さんは「賢治さんを心から尊敬しており、世界平和への願いも込めて作句した。こんなに大きな賞を頂き、びっくりして真っすぐ立っていられません」と受賞を喜んだ。
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