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環境配慮のILCを 盛岡で7年ぶり あすまで国際WS

盛岡市で7年ぶりに開かれたILCに関する国際ワークショップ

 次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関する国際ワークショップ(WS)は25日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で始まった。同市での開催は2016年以来7年ぶり。27日までの日程で国内外の研究者らが省エネで効率的な将来のILCの建設や運用について情報交換し、地球環境に優しいプロジェクトの在り方を探る。

 ILCの誘致を巡って国内では現在、本県を含む北上山地(北上高地)が建設候補地となっており、環境に配慮したエコ社会の実現を目指す「グリーンILC」構想が活発化している。今回のWSはそうした取り組みなどに理解を深めてもらおうと岩手大が主催した。

 WSにはリモートを含め日米欧の研究者ら約50人が参加。同大の小川智学長は「ILCの日本誘致の活動も含め、コロナ禍でここ数年、世界の動きが停滞していたが、今回のWSが参加者の皆さんにとって実りあるものとなり、日本でのILC実現の新たな契機になることを願う」とあいさつした。

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