奥州・金ケ崎

南極での仕事 児童に紹介 元観測隊員、衣川小で授業【奥州】

衣川小児童に南極での暮らしや防寒服などが紹介された南極クラス

 奥州市の衣川小学校(小野寺明子校長、児童76人)で28日、元南極地域観測隊員による授業「南極クラス」が開かれた。東北ミサワホーム秋田支店営業部デザイン課長代理の小山悟さん(51)=秋田市=が、南極での仕事や環境などを児童に楽しく紹介した。

 県学校生活協同組合が主催、東北ミサワホーム岩手支店などが共催する教育支援プログラム。講師の小山さんは第60次の隊員として2018年12月から20年3月まで、南極で基地施設の建築などに従事した。同日は4~6年生47人を前に、南極の環境や動物、各分野の専門家が集まる同隊の業務や暮らしを説明した。

 氷点下40度以下で活動できる防寒服や風速60メートルの風雪で削られた南極の石を持参。防寒服の紹介では、動物の毛皮などで全身を包んだ昔の物に比べ、「今の防寒服は羽毛がたくさん入っていて温かいので、私たちは羽毛服と呼んでいる。外では顔が凍傷にならないよう互いに気を付けた」などと語った。

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