束稲山麓地域ロゴマーク決定 日本農業遺産認定で【岩手】
束稲山麓地域農業遺産推進協議会(会長・青木幸保平泉町長)は29日、農林水産大臣からの日本農業遺産認定に伴い一般公募した中から選定したロゴマークを発表した。一関市舞川、奥州市前沢生母、同町長島にまたがる地域で構成する「束稲山麓地域の災害リスク分散型土地利用システム」をイメージしたマークは、天野穂積さん(静岡県)がデザインしたもので、今後ポスターやのぼり旗などに活用することで同地域の認知度向上やブランド化を図るために活用される。
一般公募は7月3日から2カ月間行われ、県内をはじめとする全国の84人から137点が応募。同協議会やロゴマークを扱うことになる地域の代表、デザイン関係者ら9人が審査に当たり、採用された天野さんが最優秀賞に選ばれたほか、優秀賞は嵯峨浩幸さん(岩手県)と青木孝至さん(大阪府)の作品が選ばれた。
採用された作品は同地域と北上川、農家の建物を円の中に組み込んだデザインで、山地と山麓地、低平地を色分けして構成。周囲につながる三つの円弧は共同・共助の精神を象徴し、地域が一体となった農業システムも表現している。
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