北上・西和賀

中里スポ少(一関)初V 黒沢尻北に4―0 岩日旗争奪スポ少野球【北上】

初優勝を飾った中里スポ少ナイン

 第22回岩手日日旗争奪スポーツ少年団(少年野球)交流大会(岩手日日新聞社、北上市野球協会、市スポーツ少年団軟式野球指導者協議会主催)は最終日の30日、北上市和賀町の市民岩崎野球場で準決勝と決勝が行われ、中里スポーツ少年団(一関市)が初優勝を飾った。

 準決勝は中里が飛勢野球スポ少(北上市)に2―1でサヨナラ勝ちし、黒沢尻北スポ少(同)が湯本ビクトリーズ(花巻市)に5―3で競り勝ち、それぞれ決勝に進出した。

 決勝は中里が二回、無死一塁から5番浅利逞玖選手(6年)の中越え三塁打で先制。三回にも3番千田飛大主将(6年)の中前適時打、4番岩渕翔吾選手(5年)のスクイズで3点を追加した。

 投げては先発伊藤湊選手(6年)が堅い守備に支えられ、無四球で完封。黒沢尻北も先発石山大志選手(6年)が最後まで力投したが、及ばなかった。

 中里はバントに盗塁、走塁面で随所に光るプレーを見せ、千田勝監督は「準決勝、決勝と相手投手も良かったが、最後まで勝ちにこだわり足を絡めた攻撃もできた」と語った。

 千田主将は「6年生最後の大会で優勝できてうれしい。練習してきた成果を出せたし、自分たちらしい野球ができた」と満足そう。決勝で好投した伊藤選手は「バックが堅いので安心して腕を振って、高めでも球威ある球を投げられた。四球がなくてよかった」と充実した表情を見せた。

 今大会には岩手、宮城両県から前年より8チーム多い24チームが出場。閉会式では中里、黒沢尻北両ナインの健闘をたたえ、主催者から賞状やメダルなどが贈られた。

▽準決勝

飛勢 000 100|1
中里 000 101x|2

黒沢尻北202 100|5
湯本  000 120|3

▽決勝

黒沢尻北000 000|0
中里  013 00×|4

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