わんこそば初の世界大会 食文化で観光盛り上げ 岩手県
県は1日、本県の代表的な食文化を通じて観光の盛り上げを図ろうと、わんこそば世界大会を盛岡市の盛岡城跡公園で初開催した。大会には日本を含む8カ国・地域から79人が参加。次々と差し出されるそばを口に運び、食べっぷりを競った。
大会は米紙ニューヨーク・タイムズで盛岡市が紹介されたことを受け、県が9月から10月にかけて実施している観光キャンペーン「2023年に行くべき盛岡・岩手宝探しの旅」の一環で企画された。
同日は小学生以下の子どもの部(1チーム2人)と中学生以上の一般の部(同3人)の団体戦を実施。子どもの部にはモンゴルやカナダなど5カ国から22人、一般の部には台湾やネパール、米国など8カ国・地域から57人が参加し、1人2分間でチームの合計を競った。
参加者は会場が「はいどんどん」「はいじゃんじゃん」の掛け声や手拍子による応援で熱気に包まれる中、次々とそばを平らげ、わんを重ねていた。子どもの部に参加したモンゴル出身で同市立上田小学校5年のアンガラグ君(11)は31杯を食べ、「モンゴルにはない不思議な味だったが、楽しかった」と笑顔を見せていた。
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