花巻

はなまき小判 17日発売 1割増地域商品券 発行総額1億1000万円

17日の「はなまき小判」販売開始をPRする高橋委員長と菊池委員

 花巻商工会議所(高橋豊会頭)は、2023年度地域商品券「はなまき小判」の販売と利用を17日に開始すると発表した。発行総額は前年度と同額の1億1000万円で、原油・物価高騰、光熱費の上昇などの影響を受ける事業者や消費者の状況を踏まえ、地域内消費の拡大を図る。額面は1枚1000円で、1セット(11枚入り)1万1000円分の商品券を1万円で販売。1人につき3セットまで購入可能で、市内360を超える店で利用できる。

 地域経済活性化を目的に06年度に始まり、08年度から毎年発行。今年度の発行総額は前年度と同規模で、創立70周年を記念した17年度の1億円を超える過去最高規模。プレミアム率も前年度と同じ10%にした。

 また多くの購入希望者の期待に応えようと、1セット当たりの販売単価を前年度の半額の1万円に設定し、1人の購入上限を3セットまでとした。図柄は同市公認キャラクター「フラワーロールちゃん」。

 初日の販売所は、花巻地域がなはんプラザ、石鳥谷地域がビバハウスいしどりや、東和と大迫両地域が同商議所各支所。石鳥谷地域は販売場所が前年度から変わり注意が必要。時間は午前9時~午後5時。

 使用期間は17日~2024年3月17日。市内の飲食店、小売店をはじめ、クリーニング、理容・美容室、宿泊・温泉施設、ガソリンスタンド、自動車整備、タクシーなど368店舗(今月3日現在)で利用できる。

 同商議所はなまき小判小委員会の高橋哲哉委員長、菊池房江委員らが4日、同商議所で今年度の販売内容を発表。高橋委員長は「時代は厳しさを増しているが、消費者も経営者もウィンウィンの関係構築の一助になればうれしい」と利用を呼び掛けた。

 前年度はいずれの販売所でも1日半で完売した。11万枚を発行し、換金率は99・44%。このほか受託事業で70歳以上の市民に1人につき2枚を配布、約5000万円分が流通している。

 問い合わせは同商議所本所=0198(23)3381=へ。

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