一関・平泉

ソバ実り喜びの収穫 ―きょう寒露―【一関】

枝先に多くの実を付けたソバを手鎌で収穫する児童=7日、一関市花泉町日形

 8日は二十四節気の「寒露」。暦の上では秋が深まるにつれて朝晩の冷え込みが増し、朝方には草花や収穫を控えた農作物に冷たい露が降りる頃とされる。

 7日の県南地方は西高東低の気圧配置が続いた影響で晴れや曇り。最高気温は一関21・1度、花巻20・8度、北上21・1度(いずれも盛岡地方気象台調べ)と平年並みの暖かさとなった中、一関市花泉町ではソバの収穫作業が行われた。

 特産品開発を通した地域活性化などを狙いに、地元地域協働体日花里の郷日形が2018年度から取り組んでいるもので、今季は8月に種まきを行い、9月には広さ約19アールある圃場(ほじょう)を覆うように一面に咲く小さな白い花が訪れた人を楽しませた。

 作業には地区住民ら30人が参加し茶色い実を付けたソバを手鎌で収穫。母親と妹の3人で参加した佐々木美沙さん(11)=花泉小学校6年=は「ソバがどのように実るのか知らなかった。自分で収穫したソバを食べてみたい」と語った。

 同気象台によると、8日の県内は高気圧に覆われるため晴れるが、湿った空気の影響で次第に曇る所が多くなる見込み。

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