実りの秋 晴天の下 手鎌で楽しく 金山棚田 オーナーら稲刈り【一関】
一関市舞川の金山棚田で8日、市内の若者有志でつくるplayfarm(櫻井陽代表)の稲刈り作業が行われた。晴天の下、市内外から参加した田んぼのオーナーら約50人が、収穫作業を通じて実りの秋を実感した。
金山棚田は、約150年前の江戸時代後期に開墾され、大小異なる田んぼが約100枚ある。所有者の高齢化で生産活動が難しくなったことから、2021年からは希望者に有償で田んぼを貸し出すオーナー制度を取り入れ、棚田の保全に努めている。22年3月に農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選定、23年1月に日本農業遺産に認定された。
今年は4月上旬の田起こしを皮切りに、5月下旬に田植えを行い、ひとめぼれを作付け。約4カ月かけて無事に実った稲を一株一株丁寧に鎌で刈り取った後、束ねた稲を一定程度乾燥させるため、ホニオに掛けた。
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