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展望空間で景色堪能 １２月にデビュー 観光列車「ひなび」 ＪＲ盛岡支社
ＪＲ盛岡支社は１１日、１２月２３日にデビューする北東北の新たな観光列車「ひなび（陽旅）」をＪＲ盛岡駅で報道陣に公開した。グリーン車と普通車の２両編成で、大型窓のある開放的な展望室を備えているのが特徴。同支社は「美しい里から山、海といった旅の景色の移ろいを楽しんでほしい」とＰＲする。
「ひなび」は２両編成のディーゼルハイブリット車両「リゾートあすなろ」を改造した観光列車で、岩手、青森両県で運行。名称には「ぬくもりのあるゆったりとした旅」との意味が込められている。
外装は盛岡支社管内の気動車に広く用いられた「白地に赤ライン」の配色を採用。山や波、花吹雪などをあしらっているほか、地域同士を結ぶ列車をイメージし、先頭に水引の「梅結び」をデザインしている。
１号車（グリーン車指定席、定員２５人）は、団体旅行などでくつろげる４人掛け、２人掛けのボックスシートが中心の車両。運転台の後部には、大型の窓やソファのある展望室が備わっている。２号車（普通車指定席、定員３４人）は、２人掛けのリクライニングシートが中心。１号車と同様に展望スペースを設け、広い空間で四季折々の風景を堪能できる。
デビュー日は旅行商品専用の団体臨時列車として運行する予定。運行区間は東北線盛岡―花巻間、釜石線花巻―釜石間。
車両は今月１４日に盛岡駅で開催する「ＪＲ盛岡駅まつり」で一般公開する。同支社の小坂一将地域共創部地域連携ユニットリーダーは「地域の協力を頂きながら一緒に愛される列車をつくっていき、多くの人に乗って地域を旅してもらいたい」と語っている。
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