商店街 記憶懐かしく 賢治の広場で展示 昭和の学校【花巻】
花巻市下シ沢の「山の駅・昭和の学校」(照井正勝校長)による展示「昭和のはなまき 商店街の想い出・記憶展」は、同市上町の賢治の広場特設会場で開かれている。花巻デパートなど上町商店街や吹張町にあった商店のチラシ、使用されていた包装紙などが並び、来場者が活気にあふれた昭和の商店街の様子を懐かしんでいる。22日まで。
同学校が賢治の広場で展示を開くのは今回が初めて。チラシ、包装紙、ポスター、写真など昔懐かしい約50点が並ぶ。
花巻デパート内に置かれていた店内の案内板、食堂に使用されていたのれんなど貴重な品がずらり。マルカンデパートの大売り出しのチラシ、映画のポスターなどもあり、昭和30年代の物価を解説するパネルもある。
展示品の保存状態はいずれも良好。来場者は「懐かしい」「こんなものも残っていたのか」などと語りながら興味深げに鑑賞していた。照井校長は「当時の商店街は花巻まつりのようにいつも多くの人でにぎわっていた。展示を見て、古きに学ぶ温故知新の精神を育んでほしい」と願っている。
時間は午前10時から午後5時まで。入場無料。