花巻

実物そっくりアート 果物や昆虫の粘土作品展 高橋さん 市総合文化財セ【花巻】

昆虫など樹脂粘土で制作したリアルな力作1642点が並ぶ
高橋さんによる「ほんものそっくり!粘土アート展 緑の中の奏者たち」
集大成 圧巻1642点

 樹脂粘土などを使用して実物そっくりのアートを生み出す花巻市大迫町大迫の高橋竜子さん(71)による「ほんものそっくり!粘土アート展 緑の中の奏者たち」は、同町の市総合文化財センターで開かれている。果物や昆虫、植物などをかたどった展示作品は1000点以上と圧巻のボリュームで、これまでの活動の集大成となる展示となっている。22日まで。

 高橋さんは趣味で水彩画を描いてきたが、2006年に武者人形を樹脂製粘土で修復した際に、桃の花や餅菓子などを作ったのをきっかけに独学で学んできた。これまでに県内の公共施設などで展示会を開催している。

 今回は粘土アートと絵画合せて1642点を並べる粘土アートは果実、植物、昆虫に分けられ、約80種類のリンゴ、南国の果物、カブトムシ、バッタなど実物大の作品が会場を埋める。粘土アートは断熱材で原型を作り、周りを樹脂粘土で固めて作り上げるという。

 果物表面の傷など細かく再現され、「モデルとまったく同じものを作りたい。着色には水彩画の技術も役立っている」と語る。

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