来月の餅つき楽しみに 龍澤寺こども園 園児ら稲刈り【一関】
一関市山目町の認定龍澤寺こども園(塩竈素明園長)は13日、同市上坊地内の田んぼで稲刈りを行った。年長児33人と保護者、職員らが鎌で稲を刈り取り、収穫を喜び合った。
同園では、水稲の種まき、田植え、稲刈りの各作業を子どもたちに体験してもらう食育に長年取り組んでいる。
同日はJAいわて平泉の中里青年部メンバー9人が作業に協力。園児たちは親の手を借りながら1株ずつ丁寧に刈り取り、歓喜の表情を見せた。
初めての稲刈りを終え、多田琉星ちゃん(6)は「手で刈るのが楽しかった。あんこ餅にして食べたい」と11月に予定されている餅つきを楽しみにしていた。
中里青年部の小野寺俊行委員長は「食べ物を作ることに携わることで、食の大切さを分かってもらえたら」と話していた。