省エネ運転技術競う 矢巾でコンテスト 岩手県トラック協
県トラック協会(髙橋嘉信会長)主催の第15回エコ・ドライブコンテストは14日、矢巾町で開かれ、トラックドライバーが省エネと安全に配慮した運転技術を競った。
燃料費削減と環境問題への意識付けを図る目的で2009年度から実施。コロナ禍で20~22年度は中止され、4年ぶりに開催された。
県内11支部から選抜された20~60代の20人が出場。ドライバーは約1500キロの重りを載せたトラックで、適切なスピードで燃費の良い運転を心掛けながら2コース(各5キロ)を走行した。出場した相互運輸釜石営業所の岩渕研一さん(60)=釜石市=は「緊張したが、普段通りの運転を心掛けた。燃料費が高騰し、環境への配慮も必要になっているので、コンテストは意識を高められる良い機会」と話した。
同協会の黒澤信副会長は「エコ運転のコンテストは他県ではあまり見ない取り組み。表彰することでドライバーの自信にもつながる。業界全体で環境に配慮するための一助になれば」と語っていた。
主な順位は次の通り。(敬称略)
(1)小原幸樹(北和運輸)(2)今野友和(白金運輸)(3)中井幸喜(ニヤクコーポレーション釜石事業所)(4)千葉幸雄(東磐運送)(5)岩本正美(ムラヨシ運輸)