フルートデュオ 演奏息ぴったり 蕎麦田さんと石川さん【北上】
一関市出身の蕎麦田さやかさん、奥州市前沢出身の石川深理さんのフルートデュオリサイタルは11日夜、北上市文化交流センターさくらホールで開かれ、息の合った演奏で来場者を魅了した。
フランスで腕を磨いた蕎麦田さん、国内を拠点に学んできた石川さんのフルート奏者2人が初めて共演。フルート愛好者ら100人余りが来場した。
2人は2曲ずつソロ演奏したほか、ピアニスト渡邉千晶さんの演奏に合わせ「2本のフルートのための協奏曲ト長調」など3曲をデュエット。共に個性を出しつつもぴたりと息を合わせ、美しい音色を響かせていた。最後はアンコールに応え「アンダンテとロンド」を演奏し、大きな拍手が寄せられていた。
石川さんは「選曲から2人で意思疎通し、演奏に反映できた。コアなお客さんが多く、2人の違いも見ていただけたのでは。また一緒に演奏したい」と満足そうに話していた。