北上・西和賀

冬期高速道 安全確保へ 地元園児が見送り NEXCO東 雪氷作業出動式【北上】

園児らに見送られ、出動する除雪関係車両

 県南部の高速道路を管轄するNEXCO東日本北上管理事務所(岡田剛所長)は17日、北上市北鬼柳の東北道北上江釣子インターチェンジ(IC)で冬期の雪氷作業出動式を行い、出席者は安全・安心な道路環境確保へ気を引き締めた。

 同事務所と関連会社、県警高速隊北上分駐隊などの関係機関から約100人が出席。神事では岡田所長らが玉串を奉納し、神職らが除雪関係車両約40台をおはらいし車両に神酒をささげた。

 岡田所長は「地域の大動脈である高速道で24時間、365日安心・安全な走行空間の提供がわれわれの最大の使命。今シーズンは暖冬の長期予報だが、作業時の安全に万全を期し春の訪れを笑顔で迎えたい」とあいさつ。県警高速隊北上分駐隊の八重樫徹分駐隊長は「5月以降交通量が確実に増え、動物との衝突事故も目につく。暖冬なら利用者の往来も多くなる」と警戒を呼び掛けた。

 同IC付近のやさか幼稚園の年長組園児42人が鬼剣舞の装束を身に着け、元気に「刀剣舞の狂い」を披露。「みんなの安全のために、お仕事頑張ってください」と作業に当たる関係者に花束を贈り、除雪関係車両の出発を見送った。

 同事務所は東北道一関IC―花巻IC、釜石道花巻ジャンクション(JCT)―東和IC、秋田道北上JCT―湯田IC間の103キロを管轄。11月1日から2024年4月末までの半年間、NEXCO関連会社が24時間態勢で除雪トラック、ロータリー除雪車、凍結防止剤散布車など計70台で雪氷対策、除雪作業に当たる。

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