学校給食にカエル混入 花巻
花巻市教委は17日、市内の中学校に16日に提供された給食の中に体長約2センチのカエルの死骸が混入していたと発表した。死骸は米飯の中にあり、生徒が食べる前に見つけて担任に報告したため、健康被害はなかった。市教委では米飯を提供している市内の委託業者で調査を行い経緯を調べるとともに、再発防止に努めるとしている。
市教委によると、米飯はアルミケースに入っており、16日午後0時50分ごろ、生徒がふたを開けたところ死骸を発見した。同1時ごろに給食センターを通じて市教委学務管理課に報告があり、同課で米飯を回収し、その後に委託業者に引き取らせた。
委託業者は市内の小学校13校、中学校9校に米飯を提供している。16日はほかの生徒、小中学校から同様の報告はなかった。中学校では保護者に混入について説明したほか、市教委から中部保健所、県学校給食会などに報告した。
委託業者が米飯を納入している小中学校22校の給食では、17~20日の期間、米飯の代わりにパンを提供する。支障がないことを確認し次第、米飯を再開するという。
17日に中部保健所が委託業者の施設で調査を実施。原因は現在も不明で、今後、県学校給食会と市教委も調査を行う予定。
市教委学務管理課では「生徒が口にする前に気付いて本当に良かった。製造工程を調査し、安全確認を徹底する」としている。