21日から商工祭 44業者・団体出店 いちのせき産業まつり 地場産品を展示販売 ステージ発表、抽選会も
第73回いちのせき産業まつり商工祭(実行委主催)は、21、22の両日に一関市大町のなのはなプラザ、大町通りを会場に開かれる。県内外から44の業者・団体が出店し、自慢の地場産品や工業製品などを展示・販売。ステージイベントやお楽しみ抽選会も多彩に繰り広げられ、一関を広くアピールする。
一関地方で生産される優れた物産品などを展示即売することで、生産者の意識高揚を図り、生産者と消費者の交流を深めることを狙いに毎年開催。今年は「“見て”“知って”“味わって”郷土の自慢 産業まつり」をメインテーマに、商工祭は21、22日、農業祭は28、29日に開かれる。商工祭は例年一関文化センターがメイン会場だが、東日本合唱祭と日程が重なったため、今回はなのはなプラザと歩行者天国となる大町通りが会場となる。
商工祭では市内を中心とした業者・企業の生産、加工、製造された商品を紹介するほか、姉妹都市の福島県三春町、和歌山県田辺市や友好都市の宮城県気仙沼市、和歌山県新宮市の業者・団体がブースを設けて特産品を販売。一関二、大東、一関学院、一関修紅各高校の生徒や一関職業訓練協会によるチャレンジショップも出店する。
ステージイベントは、初日は愛心幼稚園年少園児によるダンスや富沢神楽の上演、2日目は一関祝い餅つき振舞(ふるまい)隊によるパフォーマンスや大東Yosakoi恋・来い・連菅原組とげいび藤美連、一関夢限大によるよさこいステージを予定する。
2日間を通じて、恐竜や世界遺産平泉を間近に感じることができる仮想現実(VR)体験や「平泉のかをり創造プロジェクト」としてしおり製作体験、一関工業高等専門学校によるミニSL乗車体験やロボット実演展示、3Dプリンターを使ったはんこ製作体験を実施。初日はハロウィーンパレードやニュースポーツのモルック体験、2日目は酒屋女将の会による利き酒イベントや消防士の防火服が着用できる「なりきり消防士」も行われる。
恒例のお楽しみ抽選会は、500円分の買い物をすると1枚配られる補助券5枚で1回抽選でき、最高賞は一関温泉郷の宿泊券2万円分が用意された。
商工祭の開催時間は21日が午前9時30分~午後4時、22日は3時まで。実行委は一関市役所と大町を結ぶシャトルバスを2日間運行する。