糖度高く 味わい上質 赤白あす発売 エーデルワインヌーヴォー【花巻】
花巻市大迫町大迫のエーデルワイン(小田嶋善明代表取締役社長)は、20日に特別限定新酒「いわてヌーヴォー2023」を発売する。今季は赤、白合わせて9000本を製造する。18日には同社で発売出発式が行われ、関係者が県産ブドウを使用した上質なワインが多くの人に愛飲されることを願った。
いわてヌーヴォーには大迫町、紫波町で栽培されたブドウを使用。同社によると、今季は高温の影響で、ブドウの発芽が例年より約1週間早まり一部地域では霜害もあったが、順調成育したという。
赤は5500本、白は3500本を製造。赤のアルコール度数は11・5%。キャンベルを使用し、果実味とこくを感じられる辛口ワインとなっている。
白はナイアガラ、ポートランドを原料とした甘口ワイン。アルコール度数は9%。程よい酸味とすっきりとした味わいが特徴。
出発式では小田嶋社長らがテープカットをし、横断幕を掲げる関係者の拍手の中、ワインを積み込んだトラックが出発した。
同社製造部醸造管理担当の女鹿将瑛さん(37)は「ブドウの糖度が高く、ワインは凝縮感のある味わいになっている。赤ワインは秋のキノコ料理、白ワインは果物などと一緒に味わってほしい」と話していた。
価格は税込み1621円。容量は720ミリリットル。県内のスーパーなどで購入できる。
問い合わせは同社=0198(48)3037=へ。